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外貨預金と外貨MMF、FXとの比較
外貨に投資をするという場合、大きく「外貨預金」「外貨MMF」「FX(外国為替証拠金取引)」という三つの投資商品が代表的商品として挙げられます。ここでは、外貨預金とその他の外貨投資商品の商品性や特徴、リスク、リターン、どんな投資に向いているのか?を分かりやすく比較していきます。
ぴったりの外貨投資はどれ?外貨預金、外貨MMF、FXの違い
まず、正直に説明すると、外貨運用の中で最もパフォーマンスがいいのは「FX」です。これは間違いありません。為替手数料は銀行が片道20銭~1円程度、外貨MMFも20銭~50銭程であるのに対してFXは0.5銭~と銀行の外貨預金の1/200という低コスト。
金利面でもほとんど間を抜かないので、短期間の投資でも外貨預金の定期預金以上の利息を受け取れるようになっています。
コスト面でも金利面でも、取引のしやすさの面でも圧倒的にFXが魅力的です。
税制の面でも先物取引との損益通算が可能になり、分離課税(20%)となったことで、最大50%の税金がかかる外貨預金よりも税制上も有利です。
FXは怖い?
FXというと「怖い」というイメージを持つ方も多いです。それは、預けている以上のお金を投資ができる仕組みになっていることが大きいかと思います。
しかしながら、レバレッジを1倍としておけば外貨預金とFXとでは何らリスクに代わりはなくなります。為替手数料が安い分、リスクはFXの方が小さいといえるでしょう。
ちなみにレバレッジは預けたお金の最大30倍ほどまで運用することもできるので、少ない投資資金からでも十分な額の外貨運用が可能になります。短期トレードのように少額の資金で為替差益を狙いたいという場合は活用するのもアリです。
ただし、「レバレッジ取引で必ず理解しておきたいリスク」などをご一読の上リスクについてはしっかりと認識しておくことが重要です。
外貨MMFが他の外貨投資より優れる点
最大のメリットは税制上「為替差益が非課税」となる点です。外貨MMFは公社債投資信託という投資信託に分類され、売買による利益はないものとみなされます。そのため、外貨MMF投資をして得る為替差益は非課税になるのです。
また、外貨MMFは証券会社における「外貨決済ツール」としても使われています。たとえば「楽天証券」や「SBI証券」などで、外貨MMFの残高を使って外貨建ての米国株に投資をしたり、外国債券といった外貨建てで取引されている投資商品に投資ができたりします。
参考:外国株取引にオススメな証券会社比較
こうした点が外貨MMFの強みといえるでしょう。しかしながら、この非課税メリットは2015年に終了することが確定しております。そうなったときは「株式投資」などの利益と同じように扱われることになります。
参考:2014年以降の証券投資の税制変更と節税法のまとめ
外貨預金が他の外貨投資より優れる点
外貨預金最大の特徴は「外貨自身」を保有しているという点です。
外貨MMFはその性質上、円にしか換金することはできませんし、FXは差金決済取引となるため、こちらも最終的には決済をする必要があるのです。
一方の外貨預金は期限があるわけではないので、超長期的な視点で外貨運用をすることができます。
また、住信SBIネット銀行で可能な「外貨決済サービス」のような外貨自体を使った決済機能が使えるというのも外貨預金のメリットの一つといえそうです。
※こちらについては東証1部上場の「マネーパートナーズ」というFX取引業者が外貨決済サービスをスタートさせてしまいました。こちらの方が手数料面でも有利です。(参考:海外旅行用の外貨にFX取引で手数料を節約)
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